シャンティコラム 自閉症児の親が語るありのままのこと

自閉症の兄弟の親であるシャンティが、同じ立場の親御さんや、サポートしている支援者の方に向けてありのままのコラムを発信していきます。

障害児の母という使命感?

うちには健常児はおらず

障害児の子育てしか知りません。

 

健常児の子も育ててみたかったか?

と聞かれると答えは半分イエスです。

 

というのも、健常児の育児も

障害児の育児も大変さという意味では

あまり変わらないなと感じているからです。

 

障害児の育児も楽な部分は意外にあります。

 

学費の心配はない

競争意識がない(本人、親も含め)

たくさんの専門家に会える

親同士のつながりが強い

 

などなど、視点を変えれば

いくらでも良いことはあります。

 

そして、私が常に持っている意識として

この子は私じゃないと育てられないんだ!

という使命感です。

これは一歩間違えれば、育児ノイローゼ

などにも発展しかねない意識なんですが、

私はこれは自分を鼓舞する言葉として

意識的に持つようにしています。

 

やはり手間と時間がかかる子供たちなんで

どうしてもめげてしまうときとかあるんですよね。

 

母親として、私はどうなんだ?

これでよいのか?と自問自答することあります。

そんな時、これはわたしにしか成し遂げられない偉業である!

と思うと

自分の嫌な部分も長所に思えるわけです。

少しだけね。

たとえば、片づけが苦手な私だからこそ、この悪魔のように散らかす2人を大らかに育てられるのだ!とかね。

短所は使命を成し遂げるための長所にするわけです!

 

この考え方があったからこそ乗り越えたことがたくさんある気がします。

夫が1週間不在 障害児2人ワンオペ

とかね。

 

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これは私の使命なのだ!

と声を高らかにしていくと、辛く乗り越えるというよりは勢いがついて押されてやれていく、ということがまぁまぁあります。

おすすめしときます。

 

シャンティ。